大津市におけるカメムシ調査の報告会を開催しました


 20171212日(火)午後2時より農学部9号館3階小会議室にて、大津市における今年のカメムシ調査の報告会を開催しました。樋口研究室では、昨年からカメムシの被害を受けている農家の水田を借り、カメムシ類の発生調査を行っています。今年は、大津市内の水田8枚について調査しましたので、その報告を行いました。参加者は、地元農家、地元企業、JA、大津市役所農林水産課、県病害虫防除所・農産普及課、龍谷エクステンションセンター(REC)の関係者など9名と研究室の3年生8名でした。
 本年度の大津市の米の等級検査について、JAレーク大津から説明を受けたあと、樋口が今年の水田でのカメムシ類の発生状況について紹介しました。せっかくの機会ですので、3年生も現在取り組んでいる卒業論文の内容について紹介しました。地域による発生種の違い、薬剤防除適期、天敵の働き、年間の発生回数などについて、色々と議論が盛り上がりました。
 来年も農家の水田をお借りし、調査を継続します。それぞれの結果が、よりよい卒業研究論文としてまとめられることを期待しています。


photo & text: Hiroya Higuchi