ロンドンの植物園を訪れました

ロンドンと聞くと、バッキンガム宮殿やウェストミンスター寺院といった古めかしい建築物を思い浮かべる人が多いでしょう。一方で、ハイド・パークをはじめとする公園や庭園、その規模の大きさもよく知られているところです。私が夏休みに訪れたキュー王立植物園(Kew Gardens)もそのひとつです。上に挙げた名所があるエリアから南西に外れ、地下鉄キューガーデン駅から住宅街を少し歩いた場所にあります。世界最大級の植物園ですが、もとはその名の通り18世紀に造られた庭園でした。そのあたりの時代を研究している関係で立ち寄ったものの、当時から残されている中国風パゴダなど、写真に撮りたかった建築物の多くが外装工事中という不運に見舞われました。古きよきものを大事にするイギリスではよくあることですね。さて、植物園と言われると文系研究者には敷居が高く感じられますが、実際に入ってみると、青々とした芝生が敷かれた、とてつもなく広い公園でした。しっかり見てまわるには1日では足りないくらいです。下の写真のように、色とりどりの花壇や畑、温室などの建物が点在していて、なんと日本庭園もあります。カフェやギフトショップ、子供向けアトラクションまであり、研究施設であることを忘れるほどで、とくに家族連れが多く見られました。世界各地から集められた4万種以上の植物たちに出会える贅沢さ(リスもあちこちにいます)、またイギリス特有のさわやかな夏に園内を散策する心地よさは格別です。植物好きの学生さんは(英語の勉強をしてから)一度訪れてみてはいかがでしょう。
photo & text: Ikuko Sasaki






The Most Read Publication

学術雑誌に発表された論文は、さまざまな方法で評価されます。自然科学系で広く知られている評価基準に、Impact Factor(IF)があります。「IFの高い雑誌に掲載された論文が価値のある論文である」と著者は思いたいのですが、IFは雑誌の評価点であって個々の論文の評価点ではありません。そのため、IFの取り扱いには様々な批判もあります。他方、世界中で毎年多数発表される学術論文をビッグデータとして扱うことで、思いがけない分析も可能になります。10月初めに、ResearchGateから "Your article was the most read publication from your institution" の知らせが舞い込みました。該当の論文は、2008年に発表した「カーネーション切り花の収穫後生理学」についての16ページの総説です。Fresh Produce という極マイナーな専門誌に掲載されました。この論文が2014年にResearchGateを介してアクセスできるようになり、その後の3年弱の間に856回のアクセスがありました。残念ながら "your institution" 龍谷大学ではなく、前任校の京都府立大学です。数年後には、農学部から "the most read publication from Ryukoku University" が出ることを期待したいと思います。
text: Shigeru Satoh

おだしやさんでフィールドワークをおこないました

2017年11月1日、落合ゼミの全員参加型フィールドワークを、京都市のおだし専門店「うね乃本店」でおこないました。これは、京都の食文化をささえる企業の実践について、また、おだしそのものについて、現場で学ぶためのこころみです。

前半では、采野元英社長が、おだしをテイスティングするワークショップを開催してくださいました。ゼミ生は説明を聞きながら、素材のちがいや組み合わせのちがいを注意深く味わっていました。後半では、工場に移動し、鰹節を削る装置や作業のようすをみせていただきました。

ゼミ生全員にとって、おだしを通して京都の食文化を学ぶ貴重な機会となりました。采野社長をはじめ、うね乃本店のみなさま、工場のみなさま、ご協力をありがとうございました。(落合)










愛東の大秋穫祭に参加しました

10月28日、29日、東近江市愛東の「大秋穫祭」に、淡路ゼミを中心とする学生のべ12人が参加しました。心配された台風直撃は避けられましたが、雨天のなかのイベント開催となりました。

28日は、「ジェラート祭り」のアシスタントとしてステージイベントを盛り上げました。ジェラートの早食い競争や味当てクイズ、ビンゴゲームで、学生たちは受付や参加者の誘導、計測・記録など忙しく動き回っていました。

29日は、バザーに参加し、焼きおにぎりとサツマイモのスープを販売しました。これらは、前日に「あいとうマーガレットステーション」のレシピにもとづいて学生たちが作ったものです。美味しく仕上がっており、好評でした。

今年は、メロン祭り、梨祭り、ぶどう祭り、大秋穫祭と、大きなイベントにはすべて参加しました。生産者や直売所の方々と一緒にイベントを運営する形が定着した感じです。「来年もお願いします!」とかけて頂いた言葉をしっかりと受けとめたいと思います。(淡路)

ジェラートの早食い競争のお手伝い
サツマイモスープの販売


「環境こだわり米」について研究発表を行いました

10月27~29日の3日間、高知大学にて地域農林経済学会の大会が開催されました。
この大会で、食料農業システム学科の山口講師が「滋賀県『環境こだわり米』の消費者評価」と題する研究発表を行いました(山陽学園大学の西村講師および当学科の竹歳との共同発表)。

この研究は、滋賀県と共同で実施したアンケート調査に基づき、滋賀県が認定する「環境こだわり米」について、その認定条件である「濁水対策」と「減農薬・減化学肥料」それぞれに、消費者がどれくらいの金額の評価をするのかを計測したものです。
「選択型コンジョイント分析」という仮想的選択実験による方法を用いて計測した結果、「環境こだわり米」に対する消費者の高い評価額が認められました。これについて、大会参加者との間で活発な質疑応答がありました。(竹歳)