牧水田の土壌調査をしました

1128日に森泉研(+有志3名+圃場助手)と大阪大中嶋研と合同で、龍谷大農場牧水田の土壌調査をしました。食と農の循環実習で使用されている水田を掘り進めてゆくと、地表から約30cm程度のところに、機械作業によりできた硬盤がありました。さらに掘り進めると、茶色い酸化的下層土を見ることができました。全部で70cm程度堀り進め、2cmおきに土壌の硬度・色などを測定し、各土層をサンプリングしました。牧圃場は主に花崗岩を母材とした「灰色低地土(日本土壌分類)」でした。現在、阪大(理・物理)の中嶋研では、可視近赤外分光測色装置を開発しており、その試作機でも土壌の断面を測定しました。土壌の色は有機物や土壌中の鉄鉱物の色を反映しています。今後、阪大中嶋研と森泉研では、土壌や作物の色やスペクトルを解析し、土壌・作物診断の共同研究を行ってゆく予定です。


photo & text: Mihoko Moriizumi